あらゆる情報を検索対象に

前回に続いて、今回は アメリカ グーグル社の講演のポイントです。


■ グーグルの戦略: あらゆる情報を検索対象に

マグラス・みづ紀氏(Mizuki McGrath)
Engineering Directors, Tokyo R&D Center

( 名前は日系人風ですが、昨年までは カリフォルニアの本社に
勤務していたそうで、講演は もちろん英語でした )


とにかくなんでも検索対象にしてしまおうという方針のようです。

この会社のミッションは、

Organize the world's information
and make it universally accessible and useful.

直訳すれば、世界中の情報を整理し、それを世界中からアクセスできて、

利用できるようにする となります。

これを進めるために、

・Comprehensive(包括的) : デジタル情報も非デジタル情報も対象
・Global(世界的) : 非英語圏でも問題なく利用できるように
・Accessible(アクセス性) : どこからでも利用できるように
・Personalization(個人的): 個人個人に合わせて

の4つを、重要ポイントとしています。

最近も、この方針で進めているプロジェクトが いくつか あります。

・Google Print : 世界中の書籍のページをスキャニング
・Google Video : 個人のホームビデオやテレビ番組をデジタル化
・Google Earth : 地球上の様子を参照可能に
・Google mobile : PCと同レベルの機能を携帯からでも利用可能
・Google DeskTop: PC内の各種文書(word,excelなど)の内容検索

そして今、最も時間をかけているのが、Personalized Homepageや
Personalized Searchを含む Google Personalize

(これは My Yahoo! がモデルかも。)

あと、Global(世界的)という面では、100以上の言語に対応しており
現在、全体の 77%がアメリカ外から、同じく全体の 67%が 英語以外による
アクセスだそうです。

まさに貪欲なほど、なんでも かんでもターゲットに取り込んでいく勢い
ですね。

しかし、これら個々のプロジェクトは、メンバ間のコミュニケーションを
保つため、基本的に3〜5人程度の小グループで進めています。

さらに、各メンバは、つねに自分の時間の20%は、新しいプロジェクトの
構想や試行などに充てていいのです。

別のところで調べたのですが、この20%というのは、週の1日を使っても
いいし、貯めておいて、1ヶ月くらい連続して使ってもいいそうです。

これなら個人の自由な発想で、新しいプロジェクトが次々に 出てくるのも、
うなづけますね。

そういえば、カリフォルニアのグーグル本社内では、社員は すべて無料で、
24時間 好きなときに食堂で飲食できたり、アスレチックジムを使えたり
服もクリーニングしてくれると聞いたことを思い出しました。

ひとりひとりの能力を信頼した、自由度の高い少数精鋭で、
しかも、仕事以外のことに悩む必要が無いように環境を整えてくれる。

こういうところから、グーグルのエネルギーが出てくるんでしょうね。
すごい会社です。

Copyright © 2007 海外インターネットビジネス情報. All rights reserved