新しい時代のWeb その2
最近は、ブロードバンド化が進み、従来なら、パソコンにインストール
した、ソフトで作業していたことが、インターネットで、
できるようになってきました。
前回は、そういった例の1つ Writelyを紹介しました。
今回は、これらの、新しいWebの流れを紹介します。
■ ニュース記事概要
タイトル: 新しい時代のWeb その2
内容:
シスコ社のCEO、ジョン・チェンバース氏の言葉を借りれば
「インタラクション・ウェブ(interactions Web)」の時代が
やってきた。
※ interaction: 相互作用、交流、会話
従来のWebは、ポイントして、クリックして、結果が表示される
まで、しばらく待つ、というスタイルだった。
しかし今、例えば、Google Earthでは、都市から都市へ飛ぶときに
Webなのに、まるでテレビ画面を見ているように、流れるように
連続して移っていく。
Google Earthのアプリは、実際には、遠く離れたサーバ上で
動いているのに、まるで自分のパソコン上の地図を操作している
ように見える。
そう、いまや、インターネットは、それが、ネットであることを
感じさせないように、バックグラウンドで、ごく自然に動いて
くれる時代なのである。
つまり、今 目の前の画面に見えていることが、自分のパソコン上で
行われていることなのか、遠く離れたサーバ上で行われていることなのか
分からなくなってきている。
実際には、多くの場合、それは、両者が協調して行われており、
Google Earthは、その一例である。
一方、インターネットは、ますます日常生活に深く入り込み、
利用者自身が、Webを作っていくようなサイトも現れてきた。
例えば、MySpaceや、TheFacebook.comでは、利用者が、自分の情報を
書き込み、友人を作っていくのである。
このように、新しい時代のWebは、従来のWebに比べて、
動きが滑らかで、気が利いてて、そして、あなたのパソコンや、
あなた自身と、いっしょに協調して働いてくれるのである。
■ 新しい時代のWebについて
上の記事でも触れていますが、新しいWebの特長に、その「動きの
滑らかさ」があります。
地図サイトを思い浮かべてみてください。
以前は、目の前に表示されている地図から、ちょっと移動しようとしたら、
矢印ボタンか、地図上で、新たに中心にしたいポイントをクリックして、
新しい地図画面が全て表示されるまで、待っていましたね。
いかにも、ネットを通して地図データが送られてくるのを、実感します。、
しかし、Google Earthなどの、新しい地図サイトでは、マウスでドラッグ
して(画面を引っ張って)いけば、どんどん動きます。
これは、Ajaxという技術のおかげです。
地図サイトに限りません。
前回、紹介しました、Writelyでも、ネットの存在を感じさせない動きに
なっています。
この、Ajax、これから、ネット上で何らかのサービスを、展開していこうと
したら、重要なポイントの1つとなりますので、押さえておいたほうが
いいと思います。
それから、ちょっと話はズレますが、最近になって、マイクロソフトは
「Windows Live」といって、ネットで、各種サービスを提供するプロジェクトを
始めました。
一方、IBMは、早くからオンデマンド・サービスを軸に製品やサービスを
提供してます。そして、オラクルもASPの草創期から、ネットでのサービス
提供を行っています。
このように、Writelyなどの新興企業や、Googleばかりでなく、
有力なソフトベンダーが、そろってオンデマンドのネットサービスに
力を入れるようになってきています。
ソフトは、自分のパソコンにインストールして使うものではなく
ネットで利用するものになっていくのでしょうね。