2つの「世界一長い」広告サイト
今月に入って、「世界一長い」をうたった広告サイトが、2つも
発表されました。
■ 2つの「世界一長い」広告サイト
以前にも書きましたが、昨年末に、アレックス・テウ氏の
Million Dollar Homepageというサイトが、世界的に評判になりました。
初めての、ピクセル広告のサイトです。
その後、それに影響されて、似たような、あるいは、少しアイデアを
変えて、多数の広告サイトが、出てきました。
今回の、「世界一長い」広告サイトも、そのひとつです。
まず1つめは、カナダ人の起業家、ノア・フレミング氏の始めた、
「The World's Longest Ad」というサイトです。
その名の通り、世界で最も長い広告サイトを目ざしているようで、
一部では、次の「Million Dollar Homepage」と言われているそうです。
(単に、自称かも知れませんが)
このサイトの広告スペースは、紙の人形を、ずーっと横につなげた
ようなスタイルになってます。
広告主は、この人形のテンプレートをダウンロードして、
自分で、デザインします。
価格は、人形50人(50体)が1セットで、50ドル。
これを、何セットでも購入できます。
これをアップロードすると、サイト上で、ランダムに表示され、
横に流れていきます。
フレミング氏によると、少なくとも、500万体の人形をつなげたいと
考えているそうで、その場合、印刷すると、なんと189マイル。
そのために、アフィリエイトのプログラムも始めています。
もちろん、世界で一番長いオンライン広告として、ギネスブックに
申請だそうです。
2つめは、マレーシアのMohdさんと、Norshiimaさんという夫婦が
始めた、これまた「世界一長い」広告サイト。
ただし、上のノア・フレミング氏のサイトが、横に長いのに対して
こちらは、縦に長いサイトです。
「TallestHomePageOnInternet」という名前です。
サイトには、5750個の正方形や長方形のボックスが、2?4列で
ズラッと、縦方向に並んでいます。
1つのボックスに100文字までの、テキストメッセージを
書いていいそうです。
広告費用は、1文字あたり、1.27ドルなので、このテキストボックスに
フルに書けば、127ドルになります。
この夫婦は、同じ大学で、ご主人はコンピュータ関係、奥さんは
経営学を学んでいたそうです。
このサイトから得られる収益は、このときの奨学金の返済や、
クレジットカードなどの支払いに充てたいようです。
そして、できれば起業したいとのこと。
それにしても、この手のサイトは、技術的にも、アイデア的にも
それほど、たいしたことはありません。
最初の、アレックス・テウ氏の「Million Dollar Homepage」も、
そうです。
しかし、一部は、実際に成功しています。
「Million Dollar Homepage」のほかにも、目標の半分が売れた時点で、
犬の訓練施設に、寄付を発表したサイトもあります。
それが成功するかどうかは、アイデアを「最初に」思いつくか、
そしてそれが、どれだけ注目されるか、つまり、どれだけ多くの
メディアが、取り上げてくれるかが、カギになるようですね。