いら立つウェブマスターは新しい自動相互リンクを利用
いろんなサイトからいっぱいリンクを張ってもらっている方が、SEO的に
有利だという話は、昔からよく聞きます。
日本でも、自動相互リンクのサイトがいくつかありますが、私の理解では
自分のサイトと、そのサイトと1対1のリンクが張られるものです。
しかしアメリカでは一度登録すれば自動的に多くのサイトと相互リンクを張っ
てくれるサービスがあるようです。
今回は、そういったサービスに起きた問題と、それに対応した新サービスの
話題です。
■ ニュース記事概要
タイトル: いら立つウェブマスターは新しい自動相互リンクを利用
内容:
個別に他のウェブサイトと相互リンクを張るのは、あまりに多くの時間が
かかる。そのため、相互リンクの自動化サービスを利用しているウェブマス
ターが多い。
こういったサービスではリンク時に同じアンカーテキストを生成して使用
するが、今では、その方法では、彼らのサイトの格付けを助けるどころか、
逆に害を与えている。
いくつかのサーチエンジンは、他のサイト上に同じアンカーテキストの
リンクを複数持っているウェブサイトにペナルティを課し始めたのである。
そのため、自動相互リンクサービスの助けを必要とするウェブマスターを
いら立たせている。
最近、Googleは同じアンカーテキストによるリンクを他のサイト上に置く
サイトに、“OOP”(Over-optimization Penalty:過剰最適化ペナルティ)を
課し始めた。
Link-Blaster.comを運営するSEOの専門家、ロバート・ボルク氏は説明
する。
「同じアンカーテキストでリンクされていると、あなたのサイトは“OOP”
となり、Googleの格付けも上がるどころか逆に下がってしまいます。」
「私たちは、ペナルティをうまく避けて、さらにより良質のリンクを生成
するユニークな自動相互リンクサービスを設計しました。」
「契約者のサイトは、自動的に他の全ての契約者のサイトと相互リンクさ
れますが、アンカーテキストは変化します。
今ではサーチエンジンがリンクを比較しても、同じアンカーテキストは
無いので、ペナルティは課されません。」
この新しいサービスは、6月25日の開始と同時に、ウェブマスターや
SEO専門家の注目を浴び、ボルク氏自身による各種プロモーション活動も
あって、会員数が急速に増加している。
■ Link-Blaster.com について
GoogleのOOPについては、言葉は聞いたことがありましたが、上のように同じ
アンカーテキストばかりからリンクされていたらペナルティなどといった内容は
知りませんでした。
Link-Blaster.comでは、各サイトについて3つのキーワードと3つのURLを
選択して使用頻度を設定することで、これらの組み合わせ計9種類のリンクを
自動的にバラバラに各サイトに掲載してくれるようです。
このサービスは、参加している全てのサイトが他の全てのサイトと相互リンク
を張るのが基本なので、会員数が多ければ多いほど効果が高いというものです。
また「相互リンク」ではなく、「外部からのリンク」という形にできるオプシ
ョンもあるようです。
いずれにしろ日本でも こういうサービスがそのうち出てきそうですね。